1.<活動のテーマ>
ありを観察してみよう
<テーマ設定理由>
園庭のプランターを動かして下を見ると、ありが驚く程沢山居て、見つけた園児も保育者も思わず声 が出る程だった。よく見ると長くありの行列がみつかったり、何かを運んでいるのも見られ、ありはど の様に生活しているかを見てみようという意見がでた為、飼育ケースで飼う事になりました。
2.活動スケジュール
- 園庭で蟻を見付け観察する。
- 飼育ケースに蟻を見付けた場所の土を入れ、蟻が好む環境をつくる。飼育ケースは土の中の様子が見られる様に薄型のケースを用意する。
- 蟻を捕まえて飼育ケースに入れていく。
3.活動のために準備した素材や道具、環境設定
(活動のためにどのような環境を設定したか、準備した素材や道具)
飼育ケース(薄型)
4.探求活動の実践
<活動の内容>
・飼育ケースを観察していると、土に穴が開き、蟻が巣を作り初めている事を発見
・蟻の食べ物について考え、草、木の実、ミミズ、木片を飼育ケースに入れている
<活動中の子どもの姿・声、子供同士や保育者との関わり>
(活動の内容、活動中見られた子どもの姿、保育者との関わり等)
・園庭の隅にあった木材の下に虫が居ないか見たところ、たまたま蟻の群れを発見。「きっと巣 があるんだよ」「何か運んでいる」「巣にもっていくのかな」(保育者)「蟻の巣って土の下にあるんだよね」「どうなっているのかな」(保育者)「どうなっているんだろう」




5.振り返り
<振り返りによって得た先生の気づき>
子どもたちが飼ってみたいと言ってから飼育ケースを用意。すると「蟻がよろこぶ様に土をいれよう」と直ぐに提案があった。その後、蟻を見つける度に飼育ケースに入れ、しばらくすると「土だけじゃ可愛そう」と木の実、葉っぱ、木片、他の虫を入れ始め、子どもたちなりに蟻が住みやすい環境を考え作り出している。園庭で最初に見た場所が子どもたちの環境づくりの土台になっていると思われる。
2025年6月4日